-
庚申堂
Koshindo
奈良町周辺一帯で現在も信仰されている「庚申さん」とよばれる青面(しょうめん)金剛像がまつられています。
庚申縁起の伝承によれば、文武天皇代に疫病が流行した時に、元興寺の護命僧正が祈祷していると、青面金剛が現われ、その後、間もなく悪病がおさまり、
その日が「庚申の日(かのえ・さるの日)」であったことから信仰が始まったとされています。
お堂の前には案内板も設けられ、「青面金剛」の登場が「庚申信仰」に発展した由来が記されています。 -
お堂には、庚申信仰の特徴である「身代わり申(さる)」がびっしりと吊り下げられているほか、お堂のあちこちに「お猿さん」をかたどった像が設けられています。
-
庚申堂
Koshindo
庚申堂は「吉祥堂」とも呼ばれ、木造吉祥天立像と地蔵菩薩も祀られています。
魔よけとして町の軒先に吊るされている猿をかたどったお守りは、住民の災いを代わりに受けることから「身代わり猿」または「くくり猿」と呼ばれています。
また、背中に願い事を書いてつるすと願いが叶うといわれ、「願い申」ともいいます。
・:*:・庚申堂・:*:・
🏠奈良県奈良市西新屋町14🏠
🚶(JR・近鉄奈良駅から「市内循環内回り」乗車、「田中町」バス停下車、北に徒歩5分)
-
とげぬき観音さん
東京の巣鴨にあるのはとげぬき地蔵が有名ですが、
こちらのとげぬき観音さんは、身体が痛む方がこの観音さまをさわるとご利益があると言われています。 -
旧元興寺本堂跡
奈良町資料館は、昔、南都七大寺の元興寺の金堂(本堂)がここに建っていたそうです。1451年の乱で焼亡したあと、この跡地に人々が生活する様になり奈良町として栄えるようになったそうです。
奈良町資料館 Naramachi Museum Brochure
旧元興寺本堂跡
大きい身代り申が目に入ってくる建物は旧元興寺本堂跡地にある『奈良町資料館』
ここは、自宅の一部を奈良町資料館(私設)として改装し、ならまちで貴重な資料、民具や昔の懐かしい絵看板、仏像等を無料で見られるようにされたそうです。
家や店の軒先に赤い人形がぶら下がっている身代り申はこちらで購入できるそうです。
イベントなども行われている日もあるそうなので、お近くに来られた際には立ち寄ってはいかがでしょうか。
・:*:・奈良町資料館・:*:・
🏠奈良県奈良市西新屋町14−3🏠
🚶(近鉄奈良駅から徒歩15分)